着々と変わり続ける湾岸の風景
先週9/9(土)は「パークタワー晴海」の契約者インタビューに行ってきました。運河を挟んで対岸にそびえる「ららぽーと豊洲」からも建築現場の様子が見え、買い物ついでに工事の様子を眺めるのも契約者のみなさんの楽しみになっているそうです。2020年の東京オリンピックを3年後に控え、着実にタワーマンションが増える晴海エリア。取材・撮影はマンションギャラリーで行いましたが、相当気合が入っていました。買う気はなかったけど、ゴールデンウィークの行楽の一環でモデルルームを見に来たら、その日に購入を決断していたというご家族も多いようです。エントランスの内装やオブジェクトもコンセプチュアルに作りこみ、2層吹き抜けのスペースにそびえる巨大ジオラマ、コンセプトの異なる4つのモデルルームなど、見どころ満載。オリエンタルランド監修のランドスケープに、子どもの成長を託したい、そんな想いも垣間見えました。そんな中で気になる点を聞くと、「待機児童問題」と「近所にスーパーが少ないこと」とのこと。先日、記事制作にあたりいくつもの小学校に掲載を断られたのですが、その理由が「児童の増加に対応しきれず困っている」というものでした。少子高齢化が叫ばれる中、待機児童は減らず、小学校も児童の増加に苦慮しているというかみ合わない状況に、子育て世代の不安はまだまだ鎮火しそうにないという印象ですね。また、晴海エリアに建つタワーマンション「ドゥ・トゥール」の取材では1階の24時間営業スーパーが購入の決め手という話も多く、高級志向な印象が強い都心・湾岸に暮らしていても、当たり前の日常や子育てがそこにはあり、優先順位をつけ、取捨選択をしながらより良い暮らしを模索する姿勢は変わらないのだと感じました。今世の中にあるものを伝え、未来を考えるきっかけをつくる、そんなささやかな社会とのつながりをつくっていきたい、そんな想いを抱きながら編集の仕事をしています(スタッフM)。